庭にいると、死にそうなくらい、暑いです
昨日・今日と、またまた、ソファーサイドテーブルは、早朝塗装でした。
さて、タイトルの『日ごろの疑問』なのですが、木工をやっていると、些細な疑問が出てきます。
相手が木という自然の物ですから、状況や工法等々で答えも変わってくるってのはわかっているんですが、やっぱり経験なんですかねぇ。。。
例えば、板接ぎって、木表と木裏を交互にする派(以下、交互派)ですか、それとも統一する派(以下、統一派)ですか?
本やホームページ等を見ると、欧米系では交互派が多い様に感じます。逆に、和風の家具等を作られている方だと、統一派が多い様です。
ここからはあくまでも私見です。
恐らく、木肌や反りに対する考え方や工法等で、違ってきているんじゃないかと思います。
鉋で仕上げる和の家具では逆目になったり木肌の違いも重要なので、交互は避けるべきとなるでしょう(ブックマッチは例外ですね)。サンダー仕上げならば、逆目でも関係なかたりします。
反りに関しては、交互派は反りそのものを少なくする、統一派は反りにも対応できる接合方法にすると、対応方法が根本から異なっていますね。
結局、トータルで考えなければ結論も出ないんでしょうけど、難しいですね
暑かったよねー、もう、死んじゃうくらい暑かったです。
板剥ぎ、裏と表を交互に合わせていく張り方は、学研のドゥーパを読んで初めて知りました。確かに合理的な方法だと思います。
わたし個人の考えでは、張る方法にどちらが正解というのはないと考えています。
いろいろと試してみて、張る方法よりも、たぶん、余り知られていない「材料の枯らし」(エージング)のほうが大切じゃないかなって思うようになりました。
ほんと、どっちが正解じゃないんでしょうね。
集成材を見ると交互派だったりしますし、オットマンの天板なんかは、実験で、木表・木裏の交互+木元・木先もひっくり返して、鉋掛けも出来る状態にしてみました(これだと、木目が揃わないって嫌われるケースも多いんですが)。
実は、『日ごろの疑問2』もご用意しております(^_^)
エージングに、ある意味、近いんですけど、これも悩みの種だったりして(^_^;)