想定外

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今回の震災で度々出る『想定外』という言葉。。。

 

『想定外』の地域で、『想定外』の規模の地震で、『想定外』の規模の津波が発生したため、全ての電力が失われるという『想定外』の事態となり、原発が『想定外』の状況になった。。。

 

地震にしろ、津波にしろ、原発にしろ、過去最悪の事例を得たわけですから、今後、『どうすべきか』に生かして欲しいものですね。

 

マスコミの見出しだけだと語弊があるのですが、こんなニュースがありました。

 

東大教授「日本全国どこでも危ない」 地震の場所や時期など予測は不可能

 

この見出しだけ見ると、「東大の地震研究の教授が予測は不可能って言ってどうすんの???」って感じなのですが、東大のロバート・ゲラー教授が「ネイチャー」電子版に出した論文の冒頭は、実際には、こんな内容なんだそうです。

 

「日本政府は、地震の発生を確実に予測することは不可能だと国民に対して認めるべきだ」

「誤解を招く『東海地震』という用語の使用をやめること」

「1978年に制定された大規模地震対策特別措置法の廃止」

 

更に、、、

「文部科学省・地震調査研究推進本部の出す『全国地震動予測地図』と実際に発生した大規模地震の場所が一致しない。東日本大震災に関しては、宮城県の一部が地図上で高確率地域となっているものの、震度6強を観測して大きな被害を受けた岩手県や福島県、また栃木県や茨城県北部は「発生率6%以下」と低い確率に区分けされている」

「30年以上にわたって日本政府や、地震調査研究推進本部とその前身の組織は『東海地震』という用語を頻繁に用いてミスリードしてきた。マスコミは、この地震が本当に起きるもののように報じて、国民は『東海地震』の発生が時間の問題だと信じ込むようになった」

「地震発生の場所や時間を特定することはできないが、世界各地の地震活動と、東北での過去の記録に基づいて地震発生の危険度を予測したのであれば、3月11日の東日本大震災は『想定』できたに違いない」
「地震研究は官僚主導ではなく、物理学に基づいて日本のトップ研究者が進めていくべきだ」

 

日本はどこでも地震発生の可能性は高いし、過去にも38mという津波も三陸であったしという事で、いずれも『想定外』ではないんですよね。

政府にしろ、官僚にしろ、マスコミにしろ、電力会社にしろ、そして、国民にしろ、『想定』を見直す機会なのかもしれません。。。

コメント(2)

確かに・・・
想定外だとか予測不可能だとか言ってましたが、あるニュースの中でニュージーランドの学者が、ニュージーランド地震と今回の東北大地震とは関係が有ると言っていたのを思い出します。
実は前回にも、同じことが起こっていた
ニュージーランド付近の地震の後に日本で大きな地震が起きていたそうです。

日本の場当たりてきな地震対応といい、東電のずさんさといい、トップが機能していない国ですよね。これは外国からも言われ続けていること。
わたしたちに出来ることは、少しでもましな議員さんを国会や県に出していくこと=選挙への参加だと思います。

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このページは、きむきむが2011年4月16日 07:58に書いたブログ記事です。

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