フィギュアケース

2007/12~2008/03の作品です。

友人からのリクエストで作ったのですが、市販品だとアクリルだけで作ったものが多く、どんな感じが良いのか、非常に悩んだ作品です。
コンセプトは、出来る限り、前面の開口部には視線を遮るものは少なくする、入れるものが小さいので、棚板もアクリルにして、上から見ても、下の段のものも見えるようにするです。

リクエストでは、各段の高さは15cmで3段、横に長いタイプでしたが、上記のコンセプトとアクリル板のサイズで、非常に悩みました。
15cmで3段だと、棚板の厚みを考えると、60×45cmでは足りないので、倍のサイズ・価格の90×60cmが必要になるので、なんとか、木材の厚みで、棚板・枠への固定溝の深さ分を吸収させました。

フィギュアケース完成写真

材料

使用工具

作成方法

フィギュアケース板接ぎ ベース部分のSPFをビスケットジョイントで板接ぎしました。

フィギュアケース柱ホゾ加工 縦の柱部分にホゾ穴を開けます。
24mm角の材なので、小さくて大変です。

フィギュアケース柱上部面取り 柱部分の上部です。
横桟と同じ位置で切る事も考えたのですが、ホゾの強度に問題が発生するため、こんな形で面取りしてみました。

フィギュアケース柱・桟溝加工 4本の柱と、上部横桟のアクリル板用の溝加工です。

フィギュアケース棚板たわみチェック 一旦、仮組みをして、棚板(5mm厚のアクリル板)のたわみをチェックしてみました。
60cm幅もあるので、思ったとおり、かなりたわみます。
と言うことで、背面中央に、もう1本柱を追加し、中間でアクリル板を保持させることにしました。

フィギュアケースベース溝加工 追加の柱も含め、ベースにホゾとアクリル板用の溝を彫ります。

フィギュアケース部材加工完了 やっと、全ての部材の加工が完了しました。

フィギュアケース完成写真2 ちょっと別アングルからの完成写真です。

フィギュアケース完成写真3 背板は、背面からトンボで固定し、中央の柱裏に丸穴を開けて、指で引き出すようにしています。
(写真じゃ全く見えませんが。。。)