ベンチプレーン

Veritas #5-1/4Wベンチプレーンです。いわゆる、洋鉋です。

ベンチプレーン

スペック

説明

日本でも同型は入手可能なのですが、¥37,800-はちょっと。。。と思っていました。
丁度、円高で、兄から個人輸入の話があったので、購入しました。本体価格$239でした。別途、送料や関税はかかりますが、全般的に、日本のDIY関連の工具って高いですね。。。

まだ、ちょっとしか使用していない私が書くのもなんなんですが、洋鉋の設定等が書いてある日本語のホームページが少ないので、資料等をお見せします。

ベンチプレーン分解図 和鉋の場合、鉋台の調整は、押し溝や下端を削ったり、木端返しに埋め木をしたりして調整しますが、洋鉋では、平らな鋳鉄のBody(通常は、調整無し)、Bladeの左右の傾きや出具合を調整するBlade Adjustemt Mechanism、Bladeの前後を調整するFrog Adjustmentでの調整になります。
図中の鉋身=Bladeは、Lever Cap Knobを緩め、Blade Adjustment KnobでBlade(鉋身)の出具合と左右の傾きを調整します。木端返しは、Frog Locking ScrewとFrog Adjustment Knobを緩め、Frogの前後位置を調整します。
鉋身と裏金の調整は、Blade裏のCap Iron Screwを緩め、Cap Ironの位置を設定します。

ベンチプレーン断面図 断面は、こんな感じです。
こちらの図の方が、Frogの構造が分かりやすいかと思います。

ベンチプレーンブレード仕込み1 Bladeは、刃先角 30度で研ぎます(Primary Bevel)。
ただ、和鉋と違うのは、先端にMicro Bevelとして35度で研ぐそうです。
図では、Micro Bevelが結構大きく書かれていますが、購入時のBladeを見ると、先端1mm程度になっています。
和鉋の鉋身は軟鉄と鋼の合わせ刃ですが、洋鉋ではBlade全体が1枚のTool Stealで出来ています。そのため、和鉋に比べて、研ぐのがものすごく大変です。私の鉋は、A2 Tool Stealというものでしたが、刃の設定を変えるために、先端のMicro Bevelを無くすまで削ったため、6時間近くかかりました。。。

ベンチプレーンブレード仕込み2 で、Micro Bevelを無くしたのは、こっちの設定にしたからです。
マニュアルでは、研ぐのは難しいが、刃の持ちは、こちらの方が良いみたいに書いてありました。
Primary Bevelは標準と同様に30度で、Back Bevelは15度だそうです。図では、Back Bevelが大きく書いてありますが、上段の図と同じかなと思い、私は1mm程度にしてあります。
予備の刃は、標準のMicro Bevel付きの状態なので、そのうち、使い比べてみようと思っています。

ベンチプレーンジョインターフェンス オプションで、ジョインターフェンスがあります。
これは、木端を直角に削るフェンスです。

ベンチプレーン削りかす まだまだ、刃の調整が不十分なので、あまりきれいとは言えませんが、上記のジョインタフェンスを付けて木端を削った時の削りかすです。
まあ、そこそこかなぁ(^_^;)