リビングテーブル

2007/10~12の作品です

今までリビングで使っていたテーブルは、ソファに座っていると、ちょっと高さが低く、使いにくかったので、ちょっと高めのリビングテーブルを作りました。

今回もキッチン棚に引き続き、ホゾがお題なのですが、脚の固定が天板下のみとなるため、強度のあるホゾにしてます。
具体的には、小根付きホゾ(片側が2枚、もう片側が1枚)、二枚ホゾの楔付きです。

もう一つのお題は、天板・脚のデザインです。あまり、装飾のある作品を作っていないので、インレイ・廻し縁・脚のトリミングをやってみました。

リビングテーブル完成写真

材料

使用工具

作成方法

リビングテーブル脚ホゾ穴加工 今回のお題の小根付きホゾの作成です。
私の作品では多用していますが、やっぱり、スペーサーは、アクリル板が正確です。ベニアだと、5.5mmと言っても、5.4mmだったりしますが、アクリル板だと5mmはノギスで測っても5mmぴったりです。

リビングテーブル脚トリミング1 今回のもう一つのお題。
きむきむにしては、珍しいですが、ちょっとデザインに凝ってみました。

リビングテーブル脚トリミング2 オフコーポレーションのKERVシリーズのビットを使ってみました。
日本で販売しているルータビットでは、飾り面取り=ベアリング付きなので、ちょっと珍しいですね。
本来は、ベアリング無しの方が自由度も高いですし、個人的には、こっちの方が好きかも。

リビングテーブル脚テーパー加工 前回のキッチン棚では、1面のみでしたが、内側2面にテーパーをつけてみました。
右の1本は加工前で、残り3本が加工後です。

リビングテーブル脚ホゾ 脚は42mm角と細いので、桟の奥行きを確保するために、内部では3枚組み継ぎにしています。

リビングテーブル脚仮組み 脚部分の仮組みです。
上に乗っているのが、中貫です。

リビングテーブル中貫 中貫は、二枚ホゾと楔の併用です。
ここは、丸ホゾにしてみました。

リビングテーブル駒止め 天板固定用の駒止めです。山桜を使っています。
溝の部分で切断します。

リビングテーブル駒止め全体 駒止めは、こんな感じに付きます。

リビングテーブルインレイ 上の写真にも全体が写っていますが、天板のインレイ(象嵌)加工です。
ルータで幅20mm・深さ2mmで溝を彫り、マホガニーの薄板を埋め込みました。

リビングテーブル廻し縁核 廻し縁のために、天板の周りに核を作ります。

リビングテーブル廻し縁切削Jig 廻し縁のマホガニーに天板の核にあわせた溝を彫り、角の部分は留め継ぎにしました。
しかし、天板の厚さが24mm、マホガニーが30mmなので、はみ出た6mmをこんなジグを使って削りました。

リビングテーブル廻し縁 これは塗装後の写真ですが、廻し縁の状態です。